NASA・ダクト
“白虎号”の機体の左右側面に
えぐられるように開いている巨大なこの穴は
車体後方に積んだV型12気筒エンジンを
冷却するためのエア・インテークです。
当時のNASAが提案したこの形状は
空気抵抗係数をさほど犠牲にせずに
最も効率良く空気を導入するとされています。
人類の作り出す移動機械は
空陸海を問わず性能を究極までに高めた
特別な機体であればあるほど自然界の生命体の
何れかに酷似してくるものですが
さすがにこんな穴の開いた生き物は存在しません。
というわけで私の場合
このアナボコの効能効果に関しましては
いささか懐疑的な印象を持ち続けています。
でも視覚的にカッコいいので
スーパーカーとしての存在理由を
強調する効果もありキライじゃありません。
というか、むしろ
カウンタックのこういった
一見大げさ感じるけれど
実は恐ろしいほどにピュアで
大真面目なところが大好きです。