野村潤一郎 オフィシャルブログ

驚愕の生物シリーズ(其の参)





 

皆様こんにちは!

今日もまた
“病院業務とは全く無関係の記事”です!

仕事はちゃんと無休&命がけでやっていますので
短い自由時間くらいは“ただの動物好き”に
戻らせてくださいね。

さて、おたちあい!
これは大変に特殊な節足動物ですよ。
初めて見た方も多いのでは?

海外では“ウインド・スコルピオン”
“キャメル・スパイダー”等と呼ばれていますが
日本名は何故か“ヒヨケムシ”です。
たぶんラテン語の学名の直訳なんでしょう。

彼は地表を素早く走りまわり、
鋭いふたつのクチバシで小動物を捕食します。
獲物は昆虫、サソリ、トカゲ、げっ歯類です。

大量の蛋白分解酵素を分泌しますから
咬みつかれると大変なことになりますよ。
素敵ですね!

実はこのヒヨケムシ、
様々な理由から長期飼育が非常に難しく
いつも悔しい思いをしています。

つまり長年にわたり生物飼育についての
数々の難問を解決してきたこの私ですら
いまだに手を焼いている相手なんですよ。

もう十五年以上も
試行錯誤の繰り返しです。

幸いなことに
今度の新・野村獣医科Vセンターは
設備が充実しています。

熱烈なるヒヨケムシ・フアンの皆様
(いるのかそんな人?)
新しい研究結果を
もうしばらくお待ちくださいませ。