飼育指南シリーズ・其の壱
数多く存在するサラマンダーの中でも
丈夫、長生き、手間要らず、の三拍子全て
そろっているのがこの
“タイガーサラマンダー”です。
まず飼育ケースですが
室内の日の当たらない通気の良い場所に
置いてくださいね。
ムレに弱いのでフタはしません。
飼育温度は室温で大丈夫です。
多くのサラマンダーのように
冷蔵庫の中で飼わなくても
かなりの暑さに耐えてくれます。
ただし夏場は室温が26度以上にならないように
クーラーを使用するなどして対策してくださいね。
床材は水苔をヒタヒタに湿らせたものを使用します。
この場合、水質は彼らに適した弱酸性になります。
汚れたらザルに入れてすすぎ洗いをしてください。
尚、サラマンダーは体表から水分を摂取するので
単独の水入れは置きません。
ケース内のレイアウトは清掃しやすいように
なるべくシンプルにします。
調度品はシェルターのみでもかまいません。
床材以外は人工物にしたほうが清潔さを保てます。
食事は週に一度程度の間隔で
冷凍ピンクマウスを解凍して与えますが
この食餌に抵抗のある方は
低棲性熱帯魚用の総合栄養タブレットフードを
代用品として使用してもOKです。
ピンセットで口元に近づければ
パクリとたいらげます。
本当に食いつきの良い種なんです。
今回はの設備は
フチ無しガラスケース
(シンプルで美しい)
防錆ドブ漬け加工の鉄製アングル台
(長持ち&プロっぽい)
樹脂製模造岩のシェルター
(清潔&水質を変化させない)
樹脂製の装飾植物
(清潔&見た目がさみしくない)
そして水苔だけです。
これらを理想的にレイアウトし
メタリックグレーの壁を背景に
設置してみました。
いかがでしょうか?
長期飼育の決め手は
生物種に合わせた物理的環境の整備と
クリーンさです。
以上ご参考にしてくださいませ。
素晴らしき動物ライフを。
それではまた!