謎の“穴”
ミツユビ・アンヒューマの横顔です。
頭部側面の“穴”は
普通ならば“耳”のはずですが
彼の場合は“鰓”なのです。
魚類も両棲類も
“鰓は口腔とつながっている”ので
この人もまた“得意の大あくび”をすると
トンネルのように向こう側が見えます。
でも、アンヒューマの鰓は、
水中の溶存酸素を得るにしては
退化傾向にあるため、
時々頭を水面に出して補助呼吸をしています。
実はこういう生命体だって
決して下等ではないんですよ。
本来の生息環境に適応した
究極のスタイルなんです。
つまり、
ちょうちん職人は手先が器用で、
プロレスラーは打たれ強く、
政治家は舌が三枚もあるものの、
全員がチンポコがついていて
口から食べて肛門から出しますから
生き物としてのエラさは同等なのと一緒ですね。
(人それぞれ個体差のあるチンポコの
大きさや形態そして性能につきましては
かなり明確な“優劣”がつきますが、
それはひとまずおいといて)
なお、
生活の場を地上に求めて上陸した生物たちは
不要な鰓が必要な耳に変化しています。