尾びれ!
みなさん、
サカナの尾を
じっくりと眺めたことはありますか?
これは齢二十年を超えたレッドテールキャット
(アマゾン産のナマズの一種)のそれです。
ヒレを補強している“鰭条”の部分を
よく観察すると、
一本の条が二つにわかれ、
その先がまた二つになって…を繰り返し、
だんだんと細かくなっていくのが確認できます。
なんだかホウキの先っちょに似ていますね。
根元は硬くしっかりと、
しかし先端にいくほど柔軟に“しなる”ためには
どうやらこの構造がベストのようです。
粘性の高い水中という環境で
自由自在に運動するための細やかな工夫が
サカナの身体のあちこちに見られます。
生物の身体の造形や構造には
様々なヒントが隠されていますね。
自然界って本当にすごいです!