実習生の皆さんへ
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毎年、この季節になると各獣医大学から実習生がやってきます。
大勢のこともあれば少人数のこともあります。
若い学生さんたちを見ていると夏が来たんだなあ、と季節を実感いたします。
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現役獣医大生の皆さんはまだ獣医師免許未取得であり、
獣医師ではありませんから簡単なお手伝いをしていただくだけですが
現実社会の中で通用するプロフェッショナルの仕事ぶりを見学するのは
覚悟や決意を固めるためには重要なことだと思います。
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患者さんが
どういう身の上で
どういう気持ちで、
何を求めてやってくるか、
それに対して獣医師は
どう考え、
どう対応し、
どう話し合って
どんな治療を進めるべきか。
学校で教えてくれないリアルな世界がここにはあります。
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特に学生の皆さんが今の時点で学ぶべき、
あるいは再認識すべきことは
動物たちに対する愛情と、
飼い主さんたちに対する人情の
あり方だと思います。
知識やテクニックの習得に貪欲になるのは
免許を取得して就職が成立してからでOKです。
今一度、自分は何故、獣医師の道を選択したのかを
自問自答したいただきたく思います。
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獣医さんには三タイプいます。
①医療行為をしたい先生
②お金を増やしたい先生
③動物とその飼い主を守りたい先生
みなさんはどの先生になる予定ですか?
実は③の先生には嫌でも自動的に
①と②が後からついてきます。
つまり、
誰かのために尽くす人生は
社会に必要だから仕事が多く
皆から感謝されるから日々の糧を頂ける。
という事です。
また精神的に満ち足りて、
物質的にも余裕がありますから
常に優しい気持ちを維持できるようになります。
逆に自分のエゴや欲望ばかり追求していると
誰からも必要とされない存在になります。
そうなると、ねたみ、そねみ、に満ちて
頑張る人の足を引っ張る側に堕ちてしまいます。
このあたりを間違えないようにしないといけません。
世の中も飼い主さんたちもそんなに馬鹿じゃありません。
「額に汗を、心に花を」の精神で清々しく生きましょう。
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「本当に動物に愛情を持っている獣医学生さん」ならば、
個性的(!)な方でも大歓迎です。
指導する立場からすると大変なことも多いのですが、
いざというときに能力以上の
火事場の馬鹿力を見せるのがこのタイプです。
実際に現在、臨床家として大成功している先生たちは皆、
学生時代からユニークだった方が多いのです。
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というわけて「俺なんか・・・」「私なんか・・・」と
引け目を感じる必要なんかありません。
動物たちと飼い主さんたちを守りたい気持ちさえあれば
どんなタイプの方でも受け付けます。
気軽に申し込んでください、
まずは病院に電話をかけてくださいね。
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また、遠方の方は
私の経営しているマンションが
病院の近くに三棟ありますので
期間中は空いている部屋を
使っていただくことが可能です。
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大きいオペが立て続けにある時は
あまり一緒に遊べないこともありますが
今年からは一人ずつ受け入れることにしましたので
色々と見て聞いて学んでください。
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と、いろいろと述べましたが、その心は単純に
「あたたかい心とすぐれた技術を持った獣医師を育てたいな」
だったりします。
さあ、今年はどんな学生さんたちが来るんだろ、楽しみです。
この夏~秋にかけて、あと十人くらい受け付けます。
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皆さんの獣医師人生に幸あれ!
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追伸
ついでですいませんけど
獣医師、看護師の募集もしています。
新卒、中途採用、
どちらでもかまいません。
少し人数を増やして
新人も含めスタッフ各人が
多めの余暇をとれるようにしたいのです。
条件は動物が好きであること。
希望者は電話ください。
よろしくどうぞ。