地球の命の物語 by オスカー
三億五千万年昔のデボン期、
サカナの一種が陸で暮らしたくなっちゃいました。
でも身体は重くて硬いガノイン鱗で覆われ、
浮き袋を変化させた肺はまだ未発達でした。
やがて浮き袋は肺になり、
エラは退化していきました。
サカナのような、そうでないような、
なんだか不思議な姿になりました。
サカナがサカナでなくなる日が
とうとうやって来ました。
胸ヒレは腕になり、
指の先には爪まで生えました。
でも、まだ水の世界に未練がありました。
腕でモノをつかむことができるのに
下半身をにょろにょろさせて泳いでばかりいました。
やっと上陸しました。
子どもの頃は水中で育ち
大人になると陸に上がります。
半分だけ陸の生き物なので両棲類と言います。
水の中で卵を産むことをやめて
陸で生まれ、陸で育つ生き物になりました。
爬虫類の登場です。
卵は殻に守られていますから
水辺にいなくても大丈夫です。
砂漠地帯にも進出しました。
しばらくすると
ふわふわで温かい毛におおわれた
哺乳類が誕生しました。
長い年月が過ぎました。
陸の上は随分と賑やかになりました。
とうちゃん類の
とうちゃんが現れました。
イヌの心を持ち、生物科学が行動基準のケモノのお医者です。
そしてとうちゃんの息子の
おいらが生まれました。
やりたい放題の甘やかされ坊主ですが
大きな心と大きなチンポは
とうちゃんゆずりです。
命の歴史ってすばらしいね!
以上、地球の命の物語 by オスカーでした。
★写真説明
オーストラリア肺魚・ネオケラトドス (魚類)
正体不明の肺魚の幼体 (魚類)
正体不明の肺魚の成体 (魚類)
グレーターサイレンの頭部 (両棲類)
グレーターサイレンの全身 (両棲類)
グレイタイガーサラマンダー (両棲類)
カイマンリザード (爬虫類)
カニンガムイワトカゲの親子 (爬虫類)
柴犬の赤ん坊 (哺乳類)
皆既月食
オスカーとうちゃん (とうちゃん類)
野村オスカー (とうちゃんの息子類)