レピドシレンの幼魚
南米産肺魚のレピドシレン・パラドクサは
幼魚のうちはこの写真のように
頭部側面を中心に黄色い模様が入ります。
熱帯魚としてはかなりシックな部類に入りますが
漆黒の夜空に煌く星のようなコントラストは
宇宙的でもあり大変に美しいですね。
成熟して身体が巨大化すると
黒一色のニョロニョロ君になってしまうものの
“実はかなりよく動く小さく退化した胸ヒレ”や
“繁殖期に生える足の毛細血管の房”など
興味深い特徴的な生態を沢山持っていますので
長く飼育していても飽きません。
オーストラリア肺魚のネオケラトドスを含めると
世界中の現生肺魚は六種類存在します。
その中でもこのレピドシレンが一番
“飼育通好み”だと思いますね。
ただ“最もヘンタイ的”とか
“飼育者が一番アレに見えるサカナ”
という意見もあります。