野村潤一郎 オフィシャルブログ

プロトプテルス・アンフィビウス

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六年ぶりに日本に入荷した

プロトプテルス・アンフィビウスです。

生息地の情勢が不安定なため

販売ルートが消滅したらしい…

と誰もがあきらめかけていたわけですが

今月突如輸入されました。

当然ながら私も速攻で

手に入れたわけですが

あれれ?なんか変!

よく見ると今までのアンフィビウスと

ほんの少し違う感じがします。

①顔が長いなあ

②顔の亀裂がくっきりしているよ

③目が小さいぞ!

④身体が長い~

⑤手が長い~

⑥足も長い~

⑦尾も長い~

そしてその行動にも差異が見られます。

活発に泳ぎ回る外エラのある

可愛い肺魚…なのは相変わらずですが

目が澄んでいてやけに視覚が

発達している気がします。

アンフィビウスって

こんなによく見えていたっけか?

ネオケラ以外の肺魚は

眼球が退化傾向にありますから

水槽のガラス越しに目が合うことなんて

今までには無かったですよ。

それに瞳の形が少し縦長です。

あれ~?よく見るとホッペが

横に広がっている気もしますね。

口角ももっとこう上に

キュッと上がっていたでしょうに。

こんなんだったかなー?

やっぱなんか違うぞ~。

おまえ誰?

何者だ?名を名乗れ!

う~ん、

地域変異?

もしかして自然交雑?

それとも新種か?

シッパーはワイルドコートであると

断言しているし、同時に輸入された

個体群は大きさにばらつきがあり、

見たこともないような

巨大な成体もいましたから

人工繁殖での交雑の可能性は

まず無いと思います。

まてよ、そういえば

過去のアンフィビウスは

時期が来ると大量に粒のそろった

チビちゃんたちが流通していたけれど

もしかしたら今までのタイプが

養殖モノだった可能性も。

そうだとしたら私たちは

本当のアンフィビウスを

今頃になってやっと初めて

見たことになるわけで…。

いや困りました。

気になりますね。

眠れなくなっちゃいますね!