フェラーリ360スパイダー
一昨年の春頃、徹夜仕事の後の明け方に
箱根をひとっ走りしたときの写真です。
ランボルギーニを増車する際、
車庫事情により手放しましたが
今思うとこのマシンは素晴らしい完成度でした。
実を言いますと
“ランボルギーニ派”の私が
フェラーリを次々と所有した理由は
ズバリ“ケチをつけるため”だったのです。
「ナンパなフェラーリなんかただの足だね、
俺のファーストカーは常にランボルギーニだぜ!」
とぶちかますためでした。
そもそも実際に自分で働いて稼いだお金で
クルマを買い、愛車として迎え入れなければ
感想を述べる権利なんか無いと思いました。
“聞きかじりで口ばかり動く噂スズメ”
にはなりたくなかったわけです。
私はそういう男らしくない行為が大嫌いなのです。
しかし…。
やっぱりフェラーリはいい!
本当に素晴らしい!
世界で最も美しく、最も速い!
最高の芸術品だ!
という結論に達してしまいました。
アンチ・フェラーリが
俄かフェラリストになったわけですね。
と、言いつつも
やっぱり猛烈に荒っぽい
孤高のランボルギーニの方が
自分の性に合っている様子…。
そんなジレンマの中で見出した唯一の解決策が
“跳馬の無いフェラーリ”であるDinoを
再購入するという非効率的な決断でした。
猛牛どもの咆哮に疲れた時は
古(いにしえ)のピッコロ・フェラーリの
出番になるわけです。
(もっともコレもまたかなりスパルタンですが…)
写真①
フェラーリ 360スパイダー
明け方の箱根にて。
写真②
フェラーリ ディーノ GTスパイダー
明け方の木更津にて。
撮影機材
RD-1
使用レンズは失念
月光ソフトでモノクロ処理