ナンダ!
いきなり「ナンダ!」と迫られてもお困りになられるでしょうが
ナンダ(南蛇)という生命体の名称ですのでご安心を。
学名はPtyas mucosusと申します。
オリエンタルなこのヘビはスレンダーな体型ながら全長三メートル(!)
大変にすばしっこく、身が軽く、
本気になるとありえないような速度で走るだけでなく
ジャンプして障害物を超えることもあります。
性格は大変に荒いですね、本当に凶暴です。
顎はガッチリと頑丈で牙も大きいですから
不用意に手を出すと咬まれて酷い傷を負います。
今まで数えきれないくらいの生き物を飼育してきましたし
今もたくさんいますけれど
ここまで扱いにくいヘビは珍しい。
以前手に入れたアナコンダも凶暴だったけれど
慣れそうで慣れないからこいつはもっとひどいかも。
だから地下温室での世話は大変です。
きっと皆さんは疑問に思うでしょう。
何でこんな危険な生き物を飼わなくてはならないのか。
説明は難しいですね。
強いて言うならば「あこがれ」だから・・・ですかね。
「ナーンダ」と理解していただけるとは思いません。
私にとって、この手の生命体はロマンなんです。
わかんないだろうなあ。