お仕事の話(第四夜)
苦しみは“肥やし”である。
悲しみは“恵みの雨”である。
怒りは“真っ赤に燃える太陽”である。
疲労は“風”である。
そして寄せられる賞賛こそが
“たわわに実った果実”である。
しかしだからといって
それを自分で食べてしまったら
つまらないただの人。
解るかな?
まあとにかく、
自分は何のために生まれてきたのか
自分は何のために人生を犠牲にするのか
自分は何のために死ねるのか。
それが明確に判っているだけでも
俺は幸せなんだろう。
だからこれからも
このまま真っ直ぐに進む。
タフネスの源は
たぶん愛と勇気だ。
写真①
オペをしているところ。
煙はレーザー。
写真②
こんなところにも腫瘍はできる。
完全摘出した後はこのようにきっちり縫合する。
抜糸して毛が生えれば、
あとは悪夢を忘れるだけ。
☆☆つづく☆☆