野村潤一郎 オフィシャルブログ

収録に行ってきました。



いやはや…。
やはり予測していた通りでした。

コメンテーターの方たちは
ある意味かなり手強かった…。

特に“にわか仕込みの知識”にまみれた
“中年デビュー”の自称愛犬家の方には
正直言って閉口しました…。

そして真剣に犬を飼ったことのない人の
意識の低さにも心が痛みました。

より一層の高次元で説明しようとしても
経験値の低い人間には理解不能なんですねえ…。

鳥が亀に飛び方を
教えるようなものです。

愛犬家の皆様なら誰もがご存じのことですが
犬には生まれながらに
基本的な“知性とモラル”が備わっています。

そして彼らは人間の皆さんと同様に
命と身体と“心”を持っています。

そんな犬たちに対して
思いやりの欠落したステレオタイプの意見を
聞くことになり、虫酸が走りました。

犬をモノとして扱うべきではないのは当たり前です。
でも“奴隷のように扱う”のは同等の間違いですよ。

正常な人が
正常な愛の元に
正常な犬を飼った場合、
たとえ可愛がり過ぎたところで
どこでどう間違っても
主従関係に破綻は起りません。

寒い日は服を着せ、
必要ならば靴だって履かせても良いのです。

そもそもヨーロッパの災害救助犬は
“防寒用のオーバ”ーを着て
瓦礫でケガをしないよう“ブーツ姿”です。

犬は人類の歴史に貢献してきた
世界最古の家畜です。
人間の皆さんの最大の友達です。
当たり前の心で愛してあげなくては。

「無知こそ罪」
「無関心は最大の悪」
「知は経験値の多さに比例する」

私がはじめて“マイ・ドッグ”を得たのは
9歳の頃でした。
それから40年の長きにわたり
歴代の犬たちと寝食を共にして生きてきた私は
今回つくづくそう感じました。

でもスタジオ収録は
とっても楽しかったですよ。

たけしさんの付き人として
廊下で待機していたゾマホンさんは
本日お会いした方たちの中で
もっとも人間らしい良い人でした。

テレビタックル。
放映は来年の一月十八日です。