“イエス”の耳
処女懐妊によって誕生した
カニンガムイワトカゲのイエス君です。
この子の母親は私の温室で生まれてから
一度も雄と同居していませんでした。
でも彼は今、
こうしてここにいます。
生き物の神秘。
命の不思議。
人類なんかが無い知恵をいくらしぼっても
宇宙の仕組み全てを説明することは無理でしょう。
現時点で一番大切なのは
人間としての奢り高ぶりを捨て
一生命体として彼等“人外の命”たちと
視線を同一にすることですよ。
そうしないと、
見えるものも
見えなくなってしまいます。
★写真説明
目の後ろのスリットが耳の穴です。
ゴミや虫が入らないように
フチにギザギザのウロコが生えています。