国際稀少野生動植物種登録票
“ジロー”の後任の“サブロー”のものです。
ワシントン条約、CITES付属書に記載されている
稀少な動植物を飼育または栽培することは
このように国際法で規制されているのです。
アジアアロワナについては
その観賞価値の高さゆえ高額で取引されるため、
各国の専門家が精力的に人工繁殖を成功させて
いますので種そのものが姿を消すことは
おそらくはありません。
でも、繁殖場以外に棲息する完全野生個体は
やがて絶滅していなくなってしまうのでしょう。
もちろん商品になり得ないその他多くの
地味な生物種たちも同様に…。
近年、生態系の歯車崩壊の速度が加速しています。
人類の存続自体も黒雲に包まれている感じです。
ヒトもまた口から食べて肛門から出している以上
生物の一種であり自然界の一部なんです。
天に向かって唾を吐き続ければ自分の顔が
どんどん汚れるのは当たり前ですね。
しかし脊髄反射的に「環境保護を進めよう!」と
きれい事を言ってもダメなんです。
発展途上国の人たちだって実は
近代的な文明生活を望んでいたりしますからね。
電車に乗ったりエアコンで涼んだりしたいわけです、
私や皆さんのように。
……問題は複雑ですね。
こうなったらもう
世界中の人類が一斉に全ての文明を捨て、
素っ裸の原始生活に戻るしか道はありません。
そうすれば神様=自然界の法則も
今までの人類の愚行を少しは許してくれる
かもしれません。