猫の魔法瓶
“猫の魔法瓶”です。
首をクルクル回して
お湯を入れます。
注ぐ時も
首をクルクル回します。
…ヘンですね。
今からこの猫の魔法瓶のお湯で
紅茶をいただきます。
暑い日でもお茶はホットが私のポリシー。
先進と保守の微妙なハーモニーが
私の掲げるフィロソフィーのひとつなのです。
…に、しても、
今夜の東京は蒸しますね…。
それと最近、とても新患さんが多い…。
皆さんのご期待に副(そ)えるように
もっともっと頑張らないといけませんね。
ではまた明日の晩に。
夜風に攪拌された風蘭たちの甘い芳香に
包まれながら、初夏の書斎にて。
野村潤一郎