野村潤一郎 オフィシャルブログ

オスフロネームス・エクソドン



この大変に地味で
“ありがちな外観”の小魚は
オスフロネームスの一族の子供です。

でも、彼はそんじょそこらの
オスフロではありません。

なかなか手に入りにくい“エクソドン”です。

この種は大人になると
尖った顔がずんぐりした形に変わり、
口が大きく裂けて鋭い牙がズラリと露出します。
また、体側は血を塗りたくったような
赤いマダラ模様に覆われます。

つまり例によって
かなり“いかつい感じ”に成長するのです。

“化けるサカナ”としては
比較的知られていない珍種ですね。

近縁のレッドフィン・オスフロや
オスフロ・ゴーラミイ等と違った進化をした
“牙オスフロ”なわけですが
何故そうなる必要があったのか?と色々想像し
大自然の不思議な仕組みに思いを馳せるのが
私にとって至福の時間でもあるわけです。